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万引きの常習犯「クレプトマニア」とは

万引きは常習化する事が多い

万引きは何度も何度も繰り返し、お店によってはそのような再犯者を出入り禁止にするなどの措置をとっていますが、中には商品が欲しくてという事でもなく、それを売るつもりで盗むという事でもなく、衝動的に何度も万引きを繰り返してしまうという一つの精神障害の症状として万引きをしてしまう人もいます。

こうした精神障害によって衝動的に万引きをしてしまう人の事を「クレプトマニア」と呼んでいます。
数百円くらいのものから数千円くらいの金額の商品を繰り返し万引きするという特徴がありますが、勿論何度もつかまってしまうので周囲には万引きを繰り返す犯罪者として見られるため、就職もままならなくなり社会的に孤立してしまう事もあります。

どうして自分は、またご家族、お子さんは、何度怒られてもつかまっても万引きを繰り返してしまうのだろうかと感じている方は、もしかしたらクレプトマニアなのかもしれないと疑ってみる方がいいのかもしれません。

クレプトマニアとはどういう人なのか

万引きは窃盗、犯罪、悪い事とわかっていても辞めることが出来ず、欲しくもない商品を衝動的に盗んでしまうというのがクレプトマニアです。
この商品がどうしても欲しい、でもお金が足りない、それで万引きしてしまった、といった、何か理由があって万引きするのが通常ですが、クレプトマニアの場合、盗む瞬間のスリルがたまらないとか、いけないことだとわかっているのに止められないなど、自分の物欲や利益目的などとは関係なく万引きしてしまいます。

自分にとって全く必要のないものを万引きするという特徴もあり、後にその商品は捨ててしまう事もありますし、他の人にあげてしまう、時には万引きしたお店に返しに行くなど考えられないような行動に出ます。
クレプトマニアの方にとって、万引きは一種のゲームであり、精神的にどうしてもやめられない嗜好品のようなものなのです。

窃盗犯との違いはどこで見分けるのか

クレプトマニアと万引きの常習犯「窃盗犯」の違いはどこにあるのかというと、利益目的を持っている犯罪なのか、依存性があるものなのか、ここに大きな違いがあります。

例えば窃盗をおかしてしまう人の目的には、物を買うお金がないので生きるために行った、また自分ではどうしても購入できないものだから盗った、生活に必要なお金がなりから商品を盗み売買する目的で盗んだ、というような利益目的の犯罪が見えてきます。

また薬物依存症やアルコール依存症の方が、お酒や薬物を買うお金がなくて盗みを働くという目的、さらに男性が女性の下着を万引きするなど、自分の性的欲求を満たすために盗んだという供給型と呼ばれる窃盗犯もいます。

クレプトマニアと間違いやすいのは仕事やプライベートでうまくいかないことがあり、ストレスを解消するために窃盗をおかしたという一時的な感情、衝動によって行ってしまう窃盗です。
しかしこの場合、ストレスが解消されると行わなくなるため、常習性がありません。
一次的な感情で1回だけ万引きをしてしまったというのは、クレプトマニアではないのです。

クレプトマニアの特徴はこういう所

クレプトマニアは利益目的がなく常習性がるという特徴を持っています。
窃盗している時のスリルを感じたい、辛いことがあるたびに衝動的におこなってしまう、こうしたことからクレプトマニアは、窃盗の為の窃盗といわれることがあります。

一度窃盗を行うと衝動的におこなってしまった犯罪について非常に反省し、またこれが見つかれば、心から反省しているという態度を見せます。
本当に心から反省しているのに、窃盗について制御が効かず、自分でもどうする事も出来ずに、また窃盗を繰り返すのがクレプトマニアです。

またクレプトマニアの方はうつ、摂食障害などの他の病気を持っている方も多く、女性に多いのが女性ホルモンのバランスが乱れていることでこうした状態に陥ってしまうというクレプトマニアです。

ストレスをため込みやすい、拒食症や過食症など精神的な事による摂食障害を持っているなど、心の病にかかりやすい人がクレプトマニアになりやすく、特に女性はホルモンのバランスが一気に乱れる時期があり、その時からクレプトマニアになってしまったという方もいます。