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スリや万引きは窃盗罪です

窃盗、万引きは「犯罪」これをわかっていない人が多い

万引きをした人の多くが、「許してください」といいますが、許してください、はいそうですかと許せるのなら警察はいらないのです。
人のものを盗むというのは許す許さないは関係なく、犯罪として成立する事をしてしまったという事です。

万引きをした高校生の親御さんがほんの出来心とか遊びのつもりで・・・という事がありますが、お店の方としては自分のお店の商品が盗まれているのですから、遊びのつもりでも出来心でもそれは理由になりません。

最近は高齢者の万引きなども多くなっているのですが、生活苦などその背景が苦しいモノであっても、やはり万引きは犯罪です。
被害金額が少ないからといっても犯罪なのですから、店舗によってはそのまま警察にひきわたすという事もあります。
窃盗なのだ、犯罪なのだという事をしっかり理解しなければならないのです。

窃盗、万引きの量刑とはどのようなものなのか

法律では窃盗罪の刑罰について10年以下の懲役または50万円以下の罰金と定められています。
刑罰については幅があり、しっかりと心から反省しているかどうか、犯罪の性質が悪質なものなのか、またその時の被害者の感情などを考慮し、最終的に裁判官が刑期を決めるという事になっています。
こうした刑罰を決める作業について、「量刑」と呼んでいます。

案件ごとに様々な事情、犯罪被害にあったお店などの考え方など、色々なものが考慮されますが、裁判例を見るとどういった傾向にあるのか、という事が理解できます。

窃盗罪は懲役、若しくは罰金が刑罰として量刑されるわけですが、これまでの判例を見ると、有罪判決のおよそ90%近くが懲役刑、残りが罰金刑という事になっており、圧倒的に懲役になる人が多いという事がわかります。
懲役の場合、3年以下が6割となっており、罰金の場合、一般的に20万から30万といった所です。

犯罪の質によって量刑が変わる

窃盗でも他の犯罪でもそうですが、犯罪の質が考慮され量刑が決定します。
悪質な物、被害額が大きい、一時の感情でおかしてしまった罪など、その時の犯罪の質が量刑に大きく関係し、特に窃盗罪の場合は1回の犯罪にとどまらず何度も繰り返す常習犯となる事が多いという事から、初犯よりももちろん再犯の方が罪も重くなります。

人のものを盗んだという事に加えて、ひったくりで人に怪我をさせてしまったという場合、ただ窃盗をおかしたという事よりも罪が重くなりますし、計画性が高い犯罪は悪質性が高いという事で罪が重くなります。

万引きでも商品の金額が安い、初犯でしっかりと反省している、商品代金をすでに弁償しているなどの場合、お店側がその様子を見て警察を呼ばずに厳重注意で終わるという事もありますし、警察を呼んでも被害届を提出しないなど、お店の方の温情で口頭注意のみで終わるという事もあります。

またこうした軽微な犯罪については窃盗をおかした者が反省しているかどうかという事にもよりますが、検察に装置せず警察が刑事手続きを終結させる微罪処分として終わる事もあります。
ただこうした処分はあくまでも初犯に対して行われるもので、これに甘え再度犯罪を犯すようなら犯罪として成立する手続きをとられます。