さすまた

防犯用に置いているところが多くなっているさすまたとは

防犯用に学校や銀行、公共施設などでも置いてあるところが多くなっている「さすまた」は、暴れる犯罪者の動きを抑え込む道具なのですが、持ち手が長くなっているので相手からの攻撃を除けるという作用もある便利な防犯グッズです。

頭部分がU字になっていて1.5mから2m位の長さの柄がついています。
相手が刃物を持っていたりその他の武器を持っていても、柄が長いので一定距離を保ち、相手の動きを抑えることができるので犯罪者に安全な対応ができるのです。

実はこの道具は江戸時代に生まれたもので、捕り物の際の三道具として、突棒・袖搦とさすまたの三つの道具は古くから利用されてきました。
また武芸「三道具術」としても発展した道具です。

さすまたは見えないところに置いておくこと

さすまたは、誰もが目にしやすいところに置いておくのは危険です。
というのも、犯罪者が侵入し、さすまたをみつければ相手のいい武器になってしまうからです。
そうならないように見えない場所、また取り出しやすい場所に置いておくことが大切です。
関係者のみがさすまたの場所を知っているようにしておかないと、逆に武器にされてしまってはどうしようもありません。

見せるものとしては「さすまたを備えています」などのステッカーが効力を発揮します。
どこにあるのかわからないけれど、ステッカーでは備えていると書かれている、これは犯罪者に対する抑止力となります。

さすまたの使用方法

利き手を前にして片方の手を肩幅より広めに離して、出来る限り端をもって利用します。
手前に持ってしまうとせっかく柄の長いさすまたの効力が低くなり、相手が凶器などを持っている場合、被害にあう事もあります。
何度もさすまたを実際に持ってみて、この位をもてばいいなと自分なりの「あたり」を付けておくといいでしょう。

さすまたは複数置いておくという事が大切です。
犯人が大暴れしている場合、一人で抑える事が出来ないという事もありますし、万が一犯人がさすまたを奪った、さすまたが折れたという時対処できません。
複数あれば何人かで犯人を抑制する事が出来ますし、折れたという場合でも対応できます。
推奨としては威圧、転ばせる、取り押さえる、などの役割を果たせるように5本設置する事が望ましいとされています。

追い込むときには壁などを利用し、力いっぱい押します。
一人では心もとないのでできれば数人で一気に相手に隙を与えないように追い込みます。
もしもこの時、犯人が逃げたという事なら無理に追わず、威嚇しつつ外部に追いやります。
余り深追いしすぎると犯人も必死なので逆上し本気で抵抗してくるので、押さえつける等出来ないこともあります。

抑制出来たら体を押えこんでいる人以外の方がひざの裏をさすまたで攻撃する、脛を前から押えてしまうなどし、一気に倒します。
倒せたら大勢で抑え込み、危害を加えられないように注意しながらロープなどでしっかり拘束します。

さすまたの使用は最終手段!まずは安全策を取ること

さすまたは最終手段として利用するもので、いきなり凶器を振り回し侵入してきた、子どもたちなどが危険という場合に利用するものです。
対話できる状態であれば対話を試みて、それでも暴れる様子ならお子さんたちを逃がす、お客様を逃がすために椅子などを犯人に投げつける等し、最終的にさすまたで抵抗します。

リスクを最小限にできるなら努力してみる、ただ緊急性が高い場合もありますし、最近は激情型の犯罪も多くなっていますので、初期対応なども訓練しておき、対応できるようにしておくべきです。